恋愛の目標を「交際」や「結婚」にするとつらくなる

恋愛の目標を「交際」や「結婚」にするとつらくなる

恋愛相談を聞いていると、

  • 最近気になっている彼が最近冷たくなった
  • 彼が結婚を前向きに考えているように見えない

のような、
関係の進展に関する不安や不満が中心となるケースが多い
ように感じます。

そこで今回は、
人は恋愛に何を求めているのか?
という話を考えてみたいと思います。

目次

人はわかりやすいものを目標にする

たとえば、ウォーキングを習慣化しようとする場合、
家の近所で1kmくらいの周回コースを決めたとします。

車や人通りが多すぎず、危険な少ない道を選び、
計算しやすい距離を設定することが多いですよね。

そして、コースを決めたら、
毎日3周することを目標と設定する。

これは、
「1kmのコース」と「3周」という、
わかりやすいものを無意識的に選んでいることになります。

わかりやすい目標だから、
達成感もわかりやすくなる。

仮に目標が、
気の向くままに、疲れるまで歩く。
そして、飽きたら帰る。
だとしたら、1週間継続出来たとしても、
「継続したけど、これでいいのか?」
と、疑問が残り、達成感が薄れてしまいます。

恋愛にはわかりやすいものが少ない

では恋愛の場合はどうでしょうか。

距離感や熱量は目に見えず、
定量化しにくいものです。

  • 好きになってもらいたい
  • 私の優先順位を上げてほしい

と思うことはあったとしても、
これらは、事実を確認することが難しいです。

  • 好きになってくれた気がする
  • 私を優先してくれている気がする

のように、
解釈のみを受け取っている状態です。

では、
「定量化に近いものとはなにか?」
と考えると、関係性というラベルになり、

  • 気になる彼と付き合いたい
  • そろそろ結婚に前向きになってほしい

という願望が出てくるのは自然なことです。

そして、願望の裏側には期待値があります。

  • 付き合ってほしい
  • 結婚してほしい

自然とこれらが恋愛の目標になっていくわけです。

恋愛は事実と解釈の間で悩むもの

恋愛はふたりで成立するものなので、
ふたりの未来に目標を置くのは自然なことです。

では、
ふたりの未来を想うときに何を考えるのか?
というと、

  • 自分のことは自分がよくわかっている
  • 相手の気持ちがわからない

だから、
相手の気持ちを知りたい
という部分に悩みが集中するわけです。

相手の気持ちは相手にしかわかりません。
たとえ気持ちを聞いたとしても、
それが本心かどうかはわからないですよね。

なので、
相手の言動をもとに自分のレンズで解釈をする
ということになります。

しかし、ここで重要なのは、
相手の気持ちを知ろうとしても、
見える範囲にあるものは解釈に過ぎず、
事実ではない
ということ。

交際や結婚といった関係性ラベルは、
自分の気持ちと相手の気持ちが重なり合って初めて成立するもの。

一歩引いて捉えると、
関係性ラベルの成立には、相手の気持ちは欠かせない。

だけど、
相手の気持ちは相手にしか分からず、
自分でコントロールすることは出来ない

という事実があります。

関係性ラベルを目標にするとつらくなる理由は
ここにあると言えそうです。

もっと自分を見てあげてもいいのかもしれない

関係性ラベルを目標にするとつらくなるなら、どうすればいいのか?
という疑問が浮かんできます。

先ほどの前提では、
自分のことは自分がよくわかっている
ということがありましたが、
はたして本当にそうなのでしょうか?

  • デートをしたこと
  • もっとお話をしたいこと
  • お付き合いしたいこと

これらはおそらく事実だと思います。

では、
なぜそう思うのでしょうか?

たとえば、
この人といると落ち着く。
私は恋愛に安心を求めているのかもしれない。

あるいは、
この人といると新たな発見がたくさんある。
私は恋愛に刺激を求めているのかもしれない。

のように、
相手のどこが好きなのかを考えてみることで、
自分が恋愛に求めていることが浮かび上がってくるわけです。

相手のどこが好きなのか?
ということだけではなく、
自分は恋愛に何を求めているのか?
についても少し考えてみることで、
恋愛の目標を自分がコントロールできる範囲に置くことができる
のかもしれません。

目標を自分に返してあげるという考え方もある

多くの場合、恋愛の目標を、
「交際」や「結婚」などの関係性ラベルにおく人が多い
というお話をしてきました。

そして、
関係性ラベルはコントロールが出来ないことを見てきました。

しかし、
自分が恋愛に求めるものを見てあげることで、
恋愛の目標が自分に返ってくる
とも言えます。

たとえば、
恋愛に安心を求めているから、
安心できる関係を続けていきたい。
その延長線上で、お付き合いに至ったら嬉しい。

無理なくこの関係性を続けるために
お互いのことをゆっくり知っていき、
相手のペースを乱さないようにする。

これもひとつの目標として成立するのではないでしょうか。

冒頭で、ウォーキングの例を出しました。

1kmのコースを3周する。
これは達成したか、達成できなかったかがわかりやすい目標です。

ただ、実際には毎日同じように歩けるとは限りません。
今日は少し疲れているから、無理せず2周にしておく。
明日は余裕がありそうだから、少し遠回りしてみる。

こうした調整をしたからといって、
「3周できなかったから今日の散歩は無駄だった」
とは言い切れないはずです。

恋愛も、少し似ているのかもしれません。

目標を「交際する」「結婚する」といった
関係性ラベルだけに置いてしまうと、

付き合えなかったから失敗なのか。
結婚できなかったから失敗なのか。

という見方になりやすい。

でも、私は決してそうは思いません。

もし目標が、
「お互いのことをゆっくり知っていき、相手のペースを乱さないようにする」
だったとしたら、できることは変わります。

相手の気持ちがまだわからないから、もう少し様子を見てみる。
相手のペースを乱してしまったと感じたから、その点をお詫びして態度を修正する。
自分が焦っていると気づいたから、一度自分の気持ちを整理する。

そんなふうに、目標を自分が取り組める範囲に置くと、
恋愛は勝ち負けではなく、微調整の積み重ねとして見えてくるのだと思います。

もちろん、これが唯一の正解ということではありません。
ただ、関係性ラベルだけを目標にして苦しくなっているときは、
目標を少しだけ自分に返してあげる。

それも、恋愛との向き合い方のひとつなのかもしれません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次