ある日、友人からお誘いがあった。
「気になるカーテン屋さんがあるから見に行きたいんだよね。」
そっか。
私はさほど興味ないけど見に行ってみようかな。
そんな些細なきっかけから、
私が求めていた理想の暮らしが見えてきたお話です。
きっかけは友人に誘われた買い物だった
正直あまり興味はなかった。
誘われたからついていっただけ。
それくらいの感覚でした。
出かけた先は、とある人気のカーテン屋さん。
知らないお店でしたが、どうやら有名店のようで、
あまり広くない店内にお客さんがたくさん入っていました。
こんなにも人気で、
品質の良さそうなカーテンが所狭しと並んでいる。
ここに来るまでは、私が購入するつもりはなかったのですが、
良いものを見てしまうと興味が沸いてしまいますね。
カーテン選びは思いのほか楽しかった
引っ越したばかりだし、
前の家から使ってるカーテンは古くなってきているし、
せっかくだからカーテンの相談をしてみようかな。
そう思い、たまたま近くにいた店員さんに相談してみました。
「腰高くらいの窓と、ベランダに面した大きい窓が90度に配置されてて、
この2つの窓にカーテンを合わせたいので相談に乗っていただけますか?」
すると、店員さんは部屋の形状やインテリアなどをヒアリングしてくれて、
好みの色やデザインからいくつかの提案をしてくださいました。
「落ち着いた感じで、目立たない程度の柄が入ったカーテンはこちらの窓で、
無地のカーテンは茶色にしてみてはいかがでしょうか。」
「差し色になって部屋の印象が引き締まりますよ。」
なるほど。
インテリアに興味がなかった私からすると、
同じ部屋のカーテンを別の色、別の柄にする発想すらなかった。
「ちなみにレースカーテンってどんなのがおすすめですか?」
「暑い日に窓を開けるようでしたら、夜でも部屋の中が見えないタイプがいいですね。」
「柄が入ったものや、色が入ったものもありますよ。」
へー、レースカーテンもいろいろあるんだ。
ほんとだ、この店何種類あるんだろう。
希望を伝えればなんでも出てきそうなくらい豊富な品揃えだった。
ちなみに、余談ですが、
その店員さんは、たまたま当時私がハマっていたゲームをやっていたようで、
その話でも少しだけ盛り上がりました。
私が欲しい暮らしが見えてきた
私が欲しかった暮らしは、
「安心」と「集中」
だったのだと思います。
移動の自由を手にして、
閑静な場所に居を構えることで、
「安心」を得た。
人混みに消耗させられることを避け、
静かで、余計なものが目に入りにくいレイアウトにすることで
「集中」を得た。
そこに、おしゃれで上質なカーテンを迎え入れることで、
いつでも窓を開けられる自由と、
殺風景な部屋にひとさじのおしゃれが追加されたことで、
新たな「安心」と「集中」を取り入れることができた。
インテリアに興味が沸いたというほどではないけど、
日常にひとさじの楽しみを足してみるという考え方は、
今まで持ち合わせていなかった新たな視点でした。
住まいは暮らしを支える大切な土台だった
振り返ってみると、
たぶん東京の家に住んでいた頃だったら、
こんなに興味を示さなかったと思います。
暮らし・住まいをちゃんと考えて、
自分らしい設計をし始めたタイミングだった。
そんななかで、たまたま与えてもらったこの機会に、
部屋を機能としてだけでなく、
帰ってきたくなる落ち着いた空間
として考えることが出来た。
前もって設計したうえで選んだ部屋と、
機会を与えてもらったカーテン。
前もって設計したうえで選んだ部屋と、
たまたま与えてもらったカーテン。
どちらも違うきっかけでした。
でも今振り返ると、
どちらも私が求めていた
「安心」と「集中」に繋がっていたのだと思います。


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